平成6年5月に宇都宮市内に内科医院を開院して以来、皆様ひとりひとりの健康を考えた医療を進めて参りました。これからも、肝臓疾患の管理・治療などの専門性を活かしながら、より一層中核病院や他の診療所との連携を深め、地域のホームドクターとして、皆様の健康維持・増進にお役に立ちたいと考えております。これからも宜しく御願い致します。
Medical ASAHI(2010 年6月1日刊)
2009年1〜12月に、日本中毒情報センターでは3万7059件の急性中毒に関する問い合わせを受けたそうです。一般市民からの問い合わせは、家庭用品についてが2万1815件(69.1%)と最も多く、タバコ関連品(4026件)、化粧品(3911件)、洗剤・洗浄剤(2403件)、乾燥剤・鮮度保持剤(2025件)等に関する問い合わせが上位を占めました。次に、外皮用剤(チューブ入り軟膏等)や中枢神経用剤(総合感冒薬、鎮痛解熱薬等)などの医薬品に関する問い合わせが24.2%に上ったそうです。例年、家庭用品や医薬品を小児が誤飲したという事故が問い合わせの8割以上を占めるそうですが、近年では、高齢者の誤飲事故の問い合わせが増加しているとのことです。
日本経済新聞(2010年5月9日付)
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」が4月、5年ぶりに改訂されました。今回の改訂で注目を集めた変更点は、食塩(塩化ナトリウム)摂取の目標量が引き下げられたことです。旧基準では、男性で1日10g未満、女性で8g未満とされていましたが、新基準では、男性では9g未満、女性では7.5g未満と改められました。ナトリウムは体液や細胞機能の調整を担う栄養素ですが、必要量は食塩で1日1〜2gです。とりすぎると高血圧を招き、脳卒中などの原因となります。また、胃の粘膜を傷つけて胃がんのリスクを高めることも国内外の大規模疫学調査でわかっています。
厚生労働省の国民健康・栄養調査(2008年)によると、成人男性の1日の食塩摂取量は平均11.9g、女性で10.1gです。過去と比べれば減少傾向にありますが、欧米では1ケタ台が一般的なので、やはり高い水準といえます。たとえば、みそ汁1杯には約2g、しょう油だと大さじ1杯で2.6gの食塩が含まれます。加工食品に含まれる食塩の量も栄養成分表示を見ればわかります。ナトリウムしか書かれていない場合には、2.54倍すれば食塩相当量に換算できます。
なお、食事摂取基準について詳しく知りたい方は、厚生労働省のホームページ「日本人の食事摂取基準(2010年版)」をご覧下さい。
日本経済新聞(2010年2月28日付)
コレステロールには、いわゆる「悪玉」と「善玉」があります。診断基準の要となる悪玉の数値が「正常」でも、心筋梗塞などの発症リスクが高まることがわかってきました。悪玉は血中をまわる過程で小さく酸化しやすくなり、血管壁などにコレステロールを付着させ、動脈硬化を引き起こします。一方、善玉が少なくても、本来肝臓に戻さなければならないコレステロールが血管壁にたまってしまうのです。悪玉/善玉の比率が1.5以下の人は血管内部の表面がきれいで心配ありませんが、この比率が2.5以上の人は要注意といわれます。
その善玉コレステロールを下げないためには、まず適度な運動を心がけることです。1日1時間程度の歩行を伴う活動(家事や通勤でもよい)、1週間に1時間程度の余暇を伴うスポーツ、同世代の平均よりも速く歩くことのうち、2つ以上達成すること。そして、禁煙と動物性脂肪をとりすぎない食生活が有効とのことです。さらに、善玉コレステロールを上げるためには、1日30分の連続歩行を週6回行うなど、強めの運動が必要とのことです。
なお、動脈硬化や脂質異常症などについて全般的に理解するには、日本動脈硬化学会のホームページ「動脈硬化の病気を防ぐガイドブック」があります。
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